井上ひさしの小説に「吉里吉里人」という作品

Writer: admin Type: vannoyan Date: 2019-01-12 00:00
井上ひさしの小説に「吉里吉里人」という作品があります。東北地方の寒村が日本からの独立を目指すというストーリーです。このように中央政府からの独立を目指すという設定のSF・ファンタジー小説が読みたいのですが、何かお勧めがあれば教えて下さい。共感した0###篠田節子さんの「斎藤家の核弾頭」ひとつの家族だけで、日本からの独立を宣言する物語。「国土」は、埋め立てが手抜きだったため、東京都から切り離されて、海へと流れだした埋立地の一区画およびそこに建つ一戸建て住宅です。一家族と言っても、超強力。なんといっても、非核化された世界の中で、この一家だけが核弾頭を装備しています(そうなるまでに、紆余曲折がいろいろ)。舞台は近未来。国民すべてがSランクからDランクくらいまでにランク付けされた社会です。しかし、SランクのヒロインはDランク女子より、悲惨な生活。Sランク女子とは、つまり「専業主婦適任認定」された女性たち。都会のビル街のなかで見捨てられたような和風二階建て(保存すべき文化設定されているので、引っ越しできない)に住み、非合理化、かつ前々世紀的家事に専従する生活。一方でDランク女子は、高給の専門的職業を持ち、緑に囲まれた、かつ便利な最先端マンションで暮らしています。「保存すべき文化である特権階級」だったはずの斎藤家が、なぜ国家に叛旗を翻すようになったのか。核弾頭はどこから? 読んでのお楽しみです。水木楊さんの「東京独立共和国」近未来。8月15日。つまり終戦記念日。東京都民による住人投票の結果、「東京都」が「日本国」からの独立を宣言。すでに、日本の首都は中部地方に移転しているので、政治的に大崩壊に陥るわけではありませんが、日本にとっては大ショック。さっそく、日本国vs東京共和国の内戦状態になります。そんな中、東京共和国は、埼玉県、千葉県、神奈川県にもよびかけ、この3県も独立。じつは絵空事と片づけられない背景が、現状、存在します。多額の住民税、法人税を「搾取」されている東京在住の都民および大企業。その税金の投下先は地方の農村地区。独立しても、経済立国として楽々、やっていける東京。この本が書かれたのは、じつに20年ほど前。しかし、現代性のあるSF小説です。ナイス1
###筒井康隆「虚構船団」マルケス「百年の孤独」ナイス0
###西村寿行「蒼茫の大地 滅ぶ」飛蝗の群団に襲われた東北六県を中央政府は米の引き上げで切り捨てようとした。やむなく東北六県は中央政府と決別し武力対立することになる。その一方で飛蝗の被害は拡大する。悲劇はいつ止むのか。ナイス0
###『吉里吉里人』は名作ですよね。以下はどうでしょうか。①月は無慈悲な夜の女王(ロバート・A・ハインライン)近未来を舞台に月植民地が独立を目指す。②カエサルを撃て(佐藤賢一)ローマ帝国からの独立を目指すガリア人の話。また独立を目指す話ではありませんが、『吉里吉里人』にある政治・経済のくだりがお好きでしたら、レナード・ウィバーリーの「小鼠シリーズ」がお勧めです。架空の小国を舞台にした話で、読んでいて『吉里吉里人』と似ていると思いました。ナイス0
###大江健三郎著『同時代ゲーム』村上龍著『希望の国のエクソダス』これくらいしか思い出せるものはありませんが。。ナイス0

 

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